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Madworldの海外レビュー記事を紹介。(後編) [雑記]

MADWORLD(マッドワールド)【CEROレーティング「Z」】

MADWORLD(マッドワールド)【CEROレーティング「Z」】

  • 出版社/メーカー: スパイク
  • メディア: Video Game
 紹介するレビューの後半は、Wiiリモコンでの操作やシナリオやボイスなどについて。後半もネタバレはありません。

(原文)MadWorld Review: Paint the Town Red : TrueGameHeadz

【Wiiリモコンでの操作】
 これはWiiのゲームであるので、ボタンを押すという古代芸術の代わりにリモコンを振る操作(通称「革新」)がとって変わっている。多く時間をプレーした後、自分が言うことは1つしかない。 それは成功している。「マリオGalaxy」のコントロールに匹敵するといってもいい。それはとてもシンプルで、理解しやすい。パンチ、チェーンソーを使う、ジャンプといった基本的な動きはボタンを押す。回避のためのバック転をするにはヌンチャクを振るだけでいい。より強力な攻撃をするにはWiiリモコンを動かす。 操作の反応が良く、何も疲れるような事がない。それは、ほとんどのWiiゲームとの快い断絶だ)。 空間的な動作が必要な部分はクイックタイムイベント(イエス、確かにそれはある)の間だけで、相手に捕まえられた時、だれかを処刑している時、ボスバトルの時に起こるだけだ。多くのゲームプレーヤーがQTE(クイックタイムイベント)に泣かされているが、"MadWorld"ではかなり簡潔に保たれている。

 これには全面的に同意。自分がMadworldが大好きな理由は、何よりそのリモコン遣いの的確さなんだ。操作しててほんとに気持ちいい。サードだってやれるところはちゃんとやってるんだよね。
 QTEは、ディザスターなどに出てきた「とっさに指示されたとおりにリモコンを振ったり動かしたりする操作」のこと。

【ボスバトルとボリュームについて】
 端的に言えば、”Madworld”のボスバトルは結局のところ期待はずれだ。かなりの主張があり、おもしろいキャラクタデザインを見せびらかし、(キャラクター的)背景がちゃんと書かれているが、長続きしない。彼らは皆、16ビットのゲームから想像するような似たような攻撃パターンを繰り出す。これらのバトルは、自由形式とQTEのミックスである傾向があって、QTEはしばしばギャンブルだったりする。だから、もしへまをしたら、ボスの代わりにあなたが疲れ果てて終了ということになるだろう。

 自分はそんなボスバトルにすら物凄く苦労して詰まってるわけで・・・。(^^;
 でも「パターンを読んで、的確に対応出来るなら勝てるに違いない」とは思えるから、極悪に難しいわけじゃないことは、何となく分かる。

 QTEとボスバトルだけが簡潔なわけではない。 "MadWorld"は非常に短い。 ゲームはNormalの難易度で5~6時間ぐらいだろう。そして各ステージには、30分のタイムリミットがある。 これは少し期待はずれだった。ゲームの長さを広げたなら、ずっと多くの探索のテーマと戦う相手が加わったかもしれないからだ。

 上手い人はそんなにサクサククリア出来るのかー。自分はそもそもクリアできる自信が無いw
 でもタイムリミットが無きゃ延々と街の中をうろついていたいほど、ジェファーソン島の中を探索するのが楽しいから、ステージ数が多ければ自分も嬉しい。(増えてもそこまで辿り着けないだろ、自分)

【シナリオについて】
 しかし弁護するなら、ジャンルとしてストーリーラインは完璧だ。メインプロットはバトルランナーと非常に似ている。そこでは、主な主役(ジャック)は命がけのゲームショーを乗り切らなければならない。一見すると、"Madworld”には筋立てがほとんどないと思うだろうが、ゲームが進むに連れて、物事は少しずつ確実にあなたをつかむのに充分なほど変化する。それは良いペースで、筋には多くの捻りがあり、セリフ回しは素晴らしい。自分は(ネタバレをして)台無しにしようと思っているわけではないが、言いたいのは、それがトレーラーがあなたに信じさせようとする以上の事だということだ。ジャックはただ最高位に就くためにそこにいるのではない。

 シナリオが高評価で嬉しいな。セリフ回しが素晴らしいなんて言われるとアドレナリンがっ!
 ただアフレコの現場はアドリブの連発だったらしいので・・・(^^;
 ベイグラ以来の松野ゲーらしいプロットには、セリフが分からなくても思わずニヤニヤしてました。松野さん変わってなくて嬉しいよ。

【クリア後に解禁されるハードモードについて】
 クリア後には何ができるか?より難易度の高い 「Hard」モードがアンロックされる。ベテランゲーマーとして、自分は、それが正確な言葉であると言える。ノーマルモードと違って、ステージでのコンティニューに助けられることがない。(だが探索のあいだは同じようにポイントを稼ぐことができる)敵ははるかに攻撃的で、より頻繁に防御して、ダメージはノーマルより遥かに大きい。 あなたは、それに飛び込む前に、注意を払い、ゲームの中身を理解する必要がある。難しさをさらに強調するなら、自分は最初のレベルのボス(リトル・エディ)に3打で倒された。(ハードモードでは1度)死んだらそれっきりだということを忘れてはいけない。

 あっしには関係のないことで・・・orz

【オンライン要素が無いことについて】
 ゲームの長さが短いこと以上にがっかりしたのは、オンライン要素がないことだ。オンラインのランキングも無いし、ブラッドバスチャレンジもオンライン対戦はできない。実際、オンライン要素は何もない。シングルプレーヤーゲームである”忍者外伝”ですら、オンラインのランキングがあり、続編はダウンロードリプレイが提供されている。これは”Madworld”のようなゲームには完全にプラス要素であろうし※※、アーケードゲームのエキスパートであるセガによって発売されたものであることを考えれば、これらが無いことはショックだ。マルチプレイヤー要素は画面分割でブラッドバスチャレンジが出来るだけだ。それは楽しいのだが、今の時代的には充分ではない。

 ※ここで挙がっているニンジャカの内容については、自分は未プレイなので具体的に何を指しているのか分かりません。すいません。
 ※※オンライン対戦ができればボリューム不足も解消しますしね。

【音楽とボイスについて】
 "MadWorld"が、今日の市場で他のゲームから幾つかのことを学ぶ間、それらのゲームは、"Madworld"から幾つかのことを学ぶかもしれない。良い音楽と声の演技の良さはその筆頭にあげられるだろう。 グラフィックス、流血、ジャンルに関するユニークさ、ゲーム内の音声は、驚くべきものだ。音楽には、ヒップホップ系で、ゲームととてもよく連動している。それはテンポと舞台の特異な個性にマッチしている。また、声の演技も、各キャラクターの個性が確実に表現されていて最高だ。くだらない騒音に身を落としてはいない。

 声の仕事の中心は、"MadWorld"の2人のナレーターだ。ジョン・ディマジオとグレッグ・プループスによって声が当てられた"MadWorld"は、素晴らしい声優としての才能を披露するショーケースとしての完全なプラットフォームだ。そしてこの二人はより多くのビデオゲームで必要とされるべき人材であることを証明した。彼ら二人が浮気妻、自慰、過ぎた子供時代についてのお喋りを聞くのはむやみやたらに楽しかったし、やらされてる感が全く無かった。それは二人の間の素晴らしい化学反応から自然に出てくるものだ。唯一の欠点は、彼らには充分なセリフがないということだ。イエス、それは繰り返しだ。ひとつのイベントのためのセリフの数は正確に片手で数えられるだけの数だ、なぜもっとイカれてクソでポップカルチャー的なお喋りをさせなかったのだろう?※※

 ※和ゲーのローカライズは声優がダメだとよく指摘されてますが、このゲームに関してはマジで声優さんが良いです。やっぱメーカーがしっかりキャスティングするのが大事ってことだよね。
 ※※「ちょ、それ以上台本無視して喋るのやめて~!!」な状態だったりしてw

【GodHandとセガゲーの影響について】
 我々が先に作品に触れる場にいることから、「GodHand」とセガのファンが"MadWorld"がそのどれかを含むかどうか知りたがっていると確信している。自分は率先してそれを探ってはいなかったが、二つの点を見つけた。「GodHand」に関しては、ボスのひとりは彼女の尻をひっぱたかせる。そしてセガについては、「アフターバーナー」と呼ばれるF-14トムキャットが出てくる。ゲームが進むに連れ、健康錠剤を拾うときマトリックスなどのより多くの引用があり、それら全てが非常にうまくいっている。あなたは暴力を笑うだけではなく、また、ゲームで起こっていることを笑うだろう。エンディングクレジットを見さえしたくなるだろう。※※

 ※自分はここに挙がってるゲームはどれもやったことがないので、どう訳せばいいのかピンときません。すいません。
 ※※向こうって、エンディングクレジットは普通見ないものなの?それともアクションゲーではあんまり気にされないものなのかな?

【まとめ】
 この長いレビューを読んで、”Madworld”を充分に判断するのは難しい。プロ側からすれば、優れたスタイルによって賞賛される信じられないほど漫画的な見た目の、最もユニークな「ぶちのめしゲーム」の一つだ。反対から言えば、短いストーリーラインの他には大きな要素があるわけではない。これは現代のゲームとして許容出来るギリギリのラインだ。問題は残っている。 "MadWorld"はあなたのためのものか? そして、私が言うように、もしあなたが「コントラ」や「メタルスラッグ」のような短いアーケードスタイルゲームを楽しんでいて、Wiiゲームにフルプライスを支払うことを気にしないのであれば買いだ。しかし、あなたがたくさんの異なったゲームモード、オプション、そしてオンラインプレーを必要とするタイプであれば、これはレンタルの方がよいかもしれない。

(以上、和訳転載おわり。)

 個性的なビジュアルやゲームシステムだけでなく、快適な操作性やシナリオ、音楽やボイスが絶賛レベルの高評価である反面、ボリュームの少なさとオンライン要素が無いことが大きなマイナスとして上がってます。
 向こうはゲームのレンタルという制度があるから、ボリュームが少ない作品はレンタルで済ませばいいと判断されやすいのでしょうね。それを防ぐ意味でもオンライン要素は有効ということか。向こうの人がやたら「オンライン要素を入れろ」という理由が分かった気がします。


タグ:wii Madworld
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