DSｉに対する勝手な妄想

　DSiのマルチメディア機能は、PSPで充分という声は多いし、実際その通りだけど、
　そもそも、「ＰＳＰを使いこなせない層」に売るつもりだろうと自分は思います。

　ネットやってる人はＰＣやＰＳＰを使いこなせる人が多いだろうけど、ＤＳはそうでない層に売れたからこそ爆発したわけで。
　「多機能携帯も使いこなせない、ゲーム機もＰＳＰも難しそう、ＰＣなんてとんでもない」
　そんな層はネット上では存在が見えないけど、決して少なくない。
　そしてこの層は、「ＤＳなら自分でも使える」という盲目的な（？）安心感を持ってます。

　・・・まあ、うちの両親ですけどね。（＾＾;
　ＤＳは自分から手にとってどんどん使い始めたけど、ＰＳＰはひとめ見ただけで「それは難しいから」と触れようともしないですから。
　結局はタッチパネルの存在がとんでもなく大きいのだと思います。
　PSPにしても携帯電話にしても、ボタンの制約が大きすぎて直感的な操作には限界がありますが、タッチパネルだと、ボタンレイアウトや文字の大きさの自由が利くので、白物家電並みの分かりやすさになりますから。
　機能は高くなくても、幅広い層にとって「携帯するマルチメディア端末」への障壁が低くなるなら、その存在価値は充分すぎるほど大きいと思います。

　・・・なんだかゲームとはまったく離れて、年寄りの話ばかりしてますが、（＾＾;
　自分の仕事の経験上、「年配層のITアレルギーを無くすこと」って、ほんとに必須で急務だと思うのです。
　真面目な話、「爺婆でも使えるIT機器」が普及して老若男女のデジタルディバイドを無くしてくれないと、少子高齢化社会は回っていかないと思います。（既に回らなくなってきてるような・・・）
　世話をする層より世話をされる層が多くなっていく世の中を、世間はIT化で省力化・効率化を図って対応しようとしてるけど、年配層がそれについて行けなければ、結局は旧来の対応も並行してするハメになり、今まで以上の労力がかかってしまうのです。
　それじゃあ、若年層はますます疲れ、年配層は置去り感に怒り・・・・・・悪循環です。
　爺婆の方でもある程度ＩＴ化に対応してくれないとどうしようもありません。

　それを補ってくれる「爺婆でも抵抗なく使える汎用IT機器」になれる可能性って、今のところDSしかないと思うんですよ。
　あくまでも可能性であって、実際にそうなれるとも、メーカーがそうしたいと思ってるとも限りませんけどね。
　周りがどんどん利用してやればいいと思うんだけどな。

 

 

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