ゼノブレイドをクリアしました。 [雑記]
ゼノブレイド、今朝やっとクリアしましたー!!
ラスボス戦のメンバーは、
シュルク Lv79
ライン Lv79 →途中でリキ Lv78に交代
カルナ Lv79 ←操作キャラ
でした。
セーブのできないラスボス戦に朝までかかってもなかなか勝てず、「ゲゲゲの女房」のために親がTVの明け渡しを要求するタイムリミットが迫るピンチを救ってくれたのは、ノポンの勇者・リキでした!
最後はシュルク・ライン・カルナの初期メンバーで行くつもりだったけど、使うアーツが中級止まりで火力が弱いせいか、2段階目がどうしても突破できなかったので、ラインの代わりにリキを入れて回復を強化してクリアしました。
まさに神様仏様リキ様!ゼノギアスのチュチュを彷彿とさせる活躍っぷりでした。あんた間違いなく勇者だよ。
実際、リキって優秀ですよねー。腕力も体力もあって、魔法も回復も出来て、性格良くて、モフモフのプニプニだしw 元々脳天気で悲劇的なシチュエーションも無いから、バトル中に浮かれたことを言っても空気壊さないし。(←初期メンバーはこれでかなりイメージを悪くしてる)
ノポンの勇者バンザイ!
だーからさー・・・せっかく「神」って文字が出たのに、プレーヤーは完全にのけ者でボーッと見てるしかないなんて、あんまりじゃないのさ・・・バトルぐらいは最後までプレーヤーに主導権握らせろよ・・・主役を誰だと思ってるんだ?グチグチ・・・(-_-メ;
・・・ということで、百ン十時間をかけて、無事にゼノブレイドをクリアできました。
楽しかった~! ・・・探索は。
楽しかった~! ・・・バトルは。
ストーリーも音楽も普通に良くて不満はないし、フィールドは綺麗で広くて超立体的でオブジェクトはびっちり詰まってて草はモフモフで、読み込みも快適で、すごく良かったです。^^
最初に情報が出た時の「ソーマブリンガーの後継作」という自分の印象からすると、実に上手く長所を活かして3D据置き化してくれたと思います。最初のPVから剣が目立ってたから、買う直前まで「無理にチャンバラ系にしたのでは?」と心配してたので、ほんとにホッとしました。(^^;
でも、全体としては、最後までずーっと楽しさが不完全燃焼な感じでした。
フィールドは素晴らしい、クエストはたっぷり。ストーリーは丁寧で、バトルは熱い。CGだってかなり頑張ってる。装備とアイテム周りの使い勝手が良くないですが、そんなの大したことじゃない。どの要素も欠点らしい欠点は見当たらない、素晴らしい完成度だと思います。
でも、各要素はそれぞれに丁寧で良い出来なのに、ひとつにまとまった時に各要素が連携してなくて、むしろ互いの足を引っ張ってたりするんです。
自分はそれがとても残念でした。
・寄り道してこそ楽しめる広大なフィールドなのに、ストーリーは「寄り道してる場合じゃない」切迫した展開。
探索を楽しんでいても「ストーリーの流れを壊している」という居心地の悪さを感じました。かといって、ストーリーに沿って進むとフィールドがここまで広大なシームレスである必要性を感じられません。
・そのフィールドのためにムービーの画質を犠牲にした?割には、やたらとムービーが長くてボス戦の締めまでムービーにする「ムービー押し」な作り。
だったら必要以上のフィールドの広さよりムービーの画質に力入れればいいのに、と思います。
・戦闘中ボイスがせっかく技の連携に役立ってるのに、脳天気な「自分らのキズナっぷりの自画自賛」的なしゃべりも一本調子に流すせいで、悲劇的な展開の時もストーリーの雰囲気がぶち壊し。
これが個人的には被害甚大でした。(--;
まるで民放のワールドカップサッカー中継のように、「必要なことなのに、うるさすぎて邪魔にしか感じ無い。大事な情報が分からなくてもいいから音を消したくなる。」という心境。
あまりに空気を読まない無駄口にすっかり嫌気がさして、キズナ関連要素は完全にやる気が失せてしまい、ストーリーやキャラの心理の説得力も台なしにされた感じがしました。もはや「キズナ」という言葉に敵意を感じるレベルw
ついでに、
・装備画面の使い勝手が悪くてイラッとしてるところに、主人公が急かすようにイライラ足踏みをするので、余計にムカーッとする。
・・・おかげで主人公が嫌いになったw
使い勝手さえ良ければ、逆に足踏みさえしなけりゃ、どっちも大して気にならなかったはずなのに。
細かすぎる愚痴かもしれませんが、自分は「各要素の非連携・非融合」と「作り手がプレーヤーから主導権を奪いすぎる」ことが今の大作系RPGで一番不満に思う部分なので、ゼノブレイドが今までプレイしたどのRPGよりも強く分離した印象を受けたことは、自分にとって非常に残念でした。
綺麗にまとまっているだけに、こういう分離したスタイルが作り手さんの納得ずくの結果とも思えるので、作り手さんと自分の価値観が根本的に違ってるのかもしれない・・・。(--;
大作RPGの規模で各要素を融合させることはとても難しいだろうから、自分の望みは無いものねだりに近いとは思うのですが、任天堂のバックアップという今時一番恵まれた状況かもしれない作品だったし、任天堂はムービー頼みには批判的なイメージがあったし、「ソーマブリンガー」ではDSレベルでそれがかなり上手く出来ていたと思うので、ゼノブレにはこの点を結構期待していたんですけどね。
広大なフィールドを用意してくれたなら、その良さをストーリーとも絡ませて欲しかった。
フィールドをこの程度しか活用しないなら、むしろムービー画質に力を入れて欲しかった。
丁寧にストーリーを描くなら、バトル中のキャラの言動にも気を使って欲しかった。
熱くて楽しいバトルを用意してくれたなら、最後までプレーヤーに倒させて欲しかった。
自分はそう思いました。
広大なフィールドを楽しく探索していても、その時操作しているシュルクは(行動がストーリーと矛盾するので)単なるプレーヤーのアバターでしかない。そう思うと、寂しくて虚しく感じるんですよね。
・・・せっかく、シュルクはザンザのアバターでは終わらなかった話なのに。
コメント 0