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「Proust ~失われた時を求めて~」のDVD買いました。

Proust

Proust

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

 またバレエのDVDを買いました。
 日本でのタイトルは「プルースト ~失われた時を求めて~」。振付:ローラン・プティ。
 一部しか見たことがなかったので全幕のDVDがあると知って驚喜。日本版が出るまで待とうかな~と思ったけど、全幕のプティ作品としてはマイナーっぽいので、下手するとこのまま出ない気もして、思い切って買いました。ちなみにリージョンフリーのソフトです。

 「ノートルダム・ド・パリ」もそうだけど、プティって長大な小説のエッセンスを抽出してバレエに再構成するのが物凄く巧いと思います。ポイントの抑え方と表現が的確なんでしょうか、ダンスという象徴的な表現でも物語と登場人物の内面と時代の雰囲気がむせるほど強く伝わってきます。本当にセンスが良くて頭がいい人なんだろうな~。
 この作品も、匂いを感じるほどベル・エポック。ロートレックの絵の世界。

 日本版が出ないかも、と思ったのは、内容が内容だから。(→ウィキペディア「失われた時を求めて」)
 原作どおり色んな形の同性愛が描かれるし、コールガール達はM字開脚で迫るし、逆光の中とはいえ女性ダンサーがトップレスで踊るシーンもあるし。(でもすごく綺麗なんだよ~。)
 上品に言えば「官能的」ですが下世話に言えば「エロい」し、こういう世界が嫌いな人には「変態的」に感じるかもしんない。
 同じオペラ座バレエ作品でも「眠りの森の美女」や「ラ・シルフィード」の隣に並べるような売り方はやりたがらないかも・・・。

 YouTubeで幾つかの場面の映像を見つけたので、興味のある人は続きからどうぞ。
 第2幕のシーンは、免疫無い人はドン引きすると思いますが・・・(^^;;;

 ところで、パケ写真が何かを思い出すと思ったら、これだ。↓

VAGRANTSTORY Original Soundtrack

VAGRANTSTORY Original Soundtrack

  • アーティスト: ゲーム・ミュージック,崎元仁
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2006/03/24
  • メディア: CD


 そういえば、ベイグラといいFF12といい、松野ゲーも思いっきりソドムとゴモラな世界だよね~w(違ったけ?

 映像1:ビデオ会社が正式に公開しているムービー。
 1回目は読込みでまともに見れないかも。2回目からはスムーズに見れると思います。
 映像の順番がバラバラなのでストーリーがサッパリ分からないと思いますが。


 以下は最初からスムーズに見れる映像です。
 第2幕より「シャルリュス男爵の背徳」
 
若者の美に迷う老け役のルグリが素晴らしい。んで、ヴィヨンの一糸まとわぬ肉体も実に美しい。
 なんというか、すごく「濃い」プティバレエ。

 第2幕より「モレルとサン・ルー」
 男二人で妖しい雰囲気ですが、妖しい関係というストーリーなんだからそれでいいのです。
 ベイグラでアシュレイの三角筋と僧帽筋に萌えた身には、ヴィヨンとマチューの肉体美はたまらんですね。(ヲイ



 ちょっと見なかった間に「綺麗な坊や」だったマチューがすっかり大人の男になっている。浮世離れしたスタイルの良さは相変わらず。良いね、良いね。^^

 洋ゲーはマッチョだから売れないと聞きますが、単なる筋肉ダルマみたいなガサツなマッチョだからいかんのです。
 日本人はデリケートでエレガントで音楽的なラインを愛でるのです。マッチョだろうと何だろうと、そこに叙情性と美しさが無いとダメなのです。
 洋ゲーはそれがわかっとらんのです。


 ・・・あー、自分で言ってて恥ずかしくなってきた。(--;


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